革のノートカバーに挑戦
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診療が全く出来なかった頃から書き溜めた学習ノートが6冊を超えました。
そこで、そのノートを3冊づつにまとめて本のように持ち歩きたいと思い、
ノートカバーを探すことに。
ところが、3冊もまとめるとどうしても厚くなり、市販のものが合いません。
ならば自分で作っちゃうしかないか!と、
しかもどうせなら自分が好きな革製品にしようと思いつき、
革が安く手に入るというので、日暮里まで。
裁縫すらろくにしたことがないド素人が作れるのか、不安はありましたが、
何とかなるだろう方式を選択して、専門店の高い敷居をまたぎ、
こちらの必死さを前面に押し出して、
悪戦苦闘の末、気に入った革数点と最小限(いつまで続くかわからない性格なもんで)
の工具を購入。
次の日から早速製作開始。
革に自分のノートを当てながら採寸して、いきなり裁断。(結構緊張した)
床面と言われる革の裏側を綺麗にするため、トコノールというものを刷り込む。
(ちなみに表は銀面というらしい)
乾いたところで、パーツを木工用ボンドで貼り合わせる(このボンドが後で大変なことに)。
これも乾いたら、縫い合わせたいところに菱目という専用工具で穴をあける。
(このとき木槌を使うのですが、この音がかなり作っている感を出します)
ロウで固めた麻糸を使って縫い合わせたらほぼ完成。
実はこの後に、コバと言われる裁断面を綺麗にする作業があり、
これが結構しんどい。ひたすら磨く作業です。
が、出来上がってみれば、いかがでしょうか。
結構綺麗に、ペン差しまでついてそれなりの格好になりました。
とても材料費1000円には見えないのではないでしょうか。
僕は有頂天になって瞬く間に2つのノートカバーと2つのブックカバーを作ってしまいました。


実は、最初に作ったノートカバーは、ボンドをつけ過ぎて、
ノートを入れようとしたら、ノートが入らなかった。
仕方なく、カッターの刃を慎重に入れてくっついてしまった箇所を剥がさなくてはいけなかった。
もし、このブログを見て革でノートカバーやブックカバーを作ってみようと思われたら、
そこは気をつけられることをお勧めします。
何しろやったことがないことにチャレンジするというのは、面白いですね。
最初革屋さんがどこにあるのかも知らなかったので、知り合いや、友達に聞きまくりました。
自分で作ったノートカバーやブックカバーは下手くそでも愛着が湧き、
それを入れたものを読みたくなって、今僕は益々読書にはまっています。
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