我が家の花桃
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今年も見事に紅白の花を咲かせてくれた我が家の花桃。
このきれいな花を見ると、今は亡き父との会話を思い出します。
教職についていた父の趣味は園芸。庭に一日いても飽きない。休みの日は朝から晩まで一人で庭をいじって楽しんでいました。
庭は当たり前のように父のテリトリーとなり、僕たち家族もあまり口を出せないものとなりました。
その父が晩年自分でいじれなくなった分を僕にやらせるようになったのです。
こちらとしては押し付けられたような気分なのですが、動きが鈍くなった父にやらせるのは忍びなく、木々の剪定などを引き受けました。
木の下で「どこを切ったらいいの?」と聞くと、「お前がいらないと思うところを好きに切って良い。」という返事。これで教えているつもりなのでしょうか。
父が精魂込めて手入れしていた庭木を思いのほかざっくりとした指導で任された僕は、戸惑うばかりでした。
今も決して植物のことをわかっているわけではないですが、ご近所の景観を損ねないようにとなんとかやっています。
その父が亡くなってもう2年。
たいして手入れもしていないのに今年も咲き誇ってくれた桃の花を見て、「自然はありがたいなあ」とつくづく感じます。
そこで今年新たにレモングラスの苗木を買ってきました。7月までが勝負という短期間の育成というところが気に入りました。出来るかどうかわかりませんが、たくさん育ったらお茶にして飲みたいというのが、目下の目標です。
父が好んだ園芸の楽しさを少しでも味わえたらと思います。
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