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目の疲れをとるエクササイズ

目の運動




 最近目の疲れを訴えて来院される方が増えています。
 目の動きはピントを合わせる毛様体筋と眼球を動かす外眼筋が行っているため、この筋肉が硬くなって動きが悪くなると見難くなってきます。

 臨床で診ていると、この目の動きと連動して後頭下筋群も硬くなっている人が非常に多いです。そしてこの両方をいっぺんに動かしてあげると目が楽になることが治験例で明らかになってきました。目だけを動かすエクササイズよりずっと効果的なのでここで改めてちょっとご紹介したいと思います。

 後頭下筋群(首の後ろの頭の付け根にある筋肉です)は目を上に挙げる(見上げる)と外側に筋肉が動きます。
 この動きを利用して目を上に挙げながら後頭下筋群に当てた両手を首の皮膚を引っ張るように体の外側へ動かします。この動きはごく小さいものですが、目を上に動かしたときに首の後ろに手の指を軽く当ててみると皮膚がわずかに動くのを感じ取れます。それが後頭下筋群の動きです。そこをわずかに外側へ指を動かしてもらえれば大丈夫です。
 これを何回か繰り返すだけで目が乾いている人は潤ってくるのを感じるはずです。
 それと同時に首の付け根も緩んでくるので首が軽くなります。
 視力が回復し、目を凝らさなくてもパソコンなどの画面が途端に見やすくなります。

 昨日もすねの筋肉が張ってランニング中に足の甲に痛みが出てきた高校生がいました。よくよく調べてみると首がすごく張っています。そこでこのエクササイズをしてもらったところ、首の緊張がゆるむとすねの硬さが取れ、さらに右股関節の硬さも取れてしまいました。

 このエクササイズの利点は、くびを動かさないので首が悪い人でも心配なくできるところです。また道具も使わず自分で簡単にできるので時間を取られません。







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