
皆さんは筋トレをしている人に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
実は僕も週2回トレーニングジムへ通っています。
僕がなぜ筋トレしているかというと、からだの調子を整えるためには筋肉を動かすことが必要だと診療を通して感じているからです。
接骨院には毎日からだの不調や痛みを訴えて大勢のひとがいらっしゃいます。
僕たちの使命はそういう方々のつらさを正確に診断し、いち早く不調を取り除き、患者さんの日常生活を取り戻すことです。
こういう体の不調や痛みと毎日対峙していると実に様々な疑問がわいてきます。
人は理由もよくわからずにからだが痛み出すことがあります。そういう場合でも部位によって疾患を考え、画像所見などで異常が見つかればそこを治療していくわけですが、なぜそうなってしまったのかという疑問は当然残るわけです。
そうやって本当の原因を突き詰めていくと、この痛みの原因のなかに筋力不足もしくは運動不足があることが判明してきました。
筋肉は身体を支え動かす重要な組織。ここが萎えてくると体は思うように動かせなくなります。それが筋肉周辺の組織に負担をかける原因となり、ひいては身体の痛みの原因となります。年齢が高くなると痛むところが多くなる理由でもあります。
でも、逆に筋肉を上手に使うと筋肉自らがホルモンを分泌。からだの傷を治し、内蔵器の働きを助けるマイオカインという物質を生成してくれます。筋肉は陸上動物にとってなくてはならない大切な組織なのです。
僕自身スポーツジムに通って筋トレを始めてからちょっとびっくりしたことがありました。実は8年前からわずかですが不整脈が出てきていて血圧も高めでした。ですから重いバーベルを持ち上げるスクワットやデッドリフトなど血圧が上がりそうな運動はちょっと不安だったのです。それが今年受けた人間ドッグで逆のいい結果につながったのです。血圧や心臓に関しては全く問題なしでした。
少しネガティブな印象もある筋トレですが、臨床やリハビリを通して、僕はだれにでも大切で、やれば必ず結果が得られる非常に有益なものだと感じています。治療の一環として簡単なリハビリ運動を指導しています。
もしご自分に合ったトレーニング方法を知りたいと思われましたら、来院された際にぜひお聞きください。ご一緒に考えさせていただきます。
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