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フィットネス to プラクティス
医療従事者は、人の命に関わる仕事に従事する責任を負うものとして、その行動(立ち居振る舞い)は社会性のある適切なものでなければならない。 これは2000年からイギリスの医学部で医学生に導入された教育プログラム「フィットネス to プラクティス」の趣旨です。 これまで医学部は優秀な学生を集めて、医学の知識と技能だけを教えていたのですが、そこに大きな落とし穴が出来てしまいました。医者が患者(しかも大量の...
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身体の不思議
暑い日はまだまだ続いていますが、当院の夏休みは終わりました。 今年僕は特に予定を入れず、のんびり過ごして夏の疲れを取ることに専念。おかげさまで身体もこころもリフレッシュして今週から診療を再開させていただいています。 診察が始まると、すぐに身体の不思議な世界に引き込まれてしまいます。 この休み明けも不思議なことだらけ。僕はそれが面白くて楽しくて仕方がありません。今日はそんな話を紹介したい...

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ライフレッスン
「自分の長所を知り、たがいの美点をみつけ合い、生きていることの奇跡を讃えあうために地上に生まれてきたのだということを私たちは思い出す必要がある。」 これは精神科医キューブラー・ロス氏が書き残した本の一節です。 僕はこの文章が大好きで、付箋紙に書き付けて自分の手帳に貼り、ことあるごとに何度も読み返しています。 彼女は「死」を医療の敗北とは受け取らず、むしろ死を受け入れるための終末期医療(緩和ケア...